読書による疑似体験を会得するページ

生きるために水を飲む 2007.5.27
「 生きるために水を飲むような読書 」

リアルな日本社会と米国シリコンバレーとサイバースペースを往来する未来派作家、梅田望夫氏の著作を精読。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687) by Amazon.

久々に所感をまとめたく、また何かの折に、ご紹介すべき著書のひとつとしてインデックスしたくなる一冊でもあった。

広告収益をネット上のサーバに惜しみなく投ずるグーグルによって、サイバースペース(もうひとつの社会)は急激に拡大。

そのサイバー社会がリアルの世界に与える影響は日を追うごとに増大し、生きるための水はむしろ、ネット社会に多く流れ込む。

生きるために水を飲むような読書(P122あたり)。

米インテルの創始者、アンディ グローブ氏の語録より、Only the Paranoid Survive. を座右の銘に置く梅田氏の論点に頷くばかり。

妄想的に物事に執着する者だけが生き残る、それを、好きを貫くための学問のススメと租借し、生きるために飲む水が身にしみた。


「 生きるための水が湧くようなブログ 」

梅田氏は日本を代表するアルファブロガー。

人気ブログ『 My Life Between Silicon Valley and Japan 』において、シリコンバレーから俯瞰する最先端の思考を惜しみなく公開中。

氏の活動は、いわば文系のオープンソース・プロジェクト。 群集の叡智をもって社会を豊穣なものに、という善なる志に強く共感したり。

若い人には希望を、人生の行方を決する30-45歳の方々には必読の、その先輩方にはロールモデル(お手本)の提示を促す価値ある一冊。

日本とグローバルな世界とウェブ社会、一身にて三生を経るかも知れない時代なればこそ、行ける所まで「学習の高速道路」を疾走しておこう。

志を貫く為の、未来を生き抜くリテラシーの指南書と結びたい。